人や動植物と同様にして、酵母(菌)もまた栄養分(源)を体内に摂取し、子孫を生み育てつつ生き続ける。
酵母が生きてゆくうえで、不可欠な栄養源とはブドウ糖やアミノ酸等である。
人間も酵母同様、穀物、つまりデンプン(ブドウ糖の重合体)を唾液や胃壁から分泌される糖化酵素で分解し、生成されたブドウ糖をもとにして、そのエネルギーで生きている。
魚や肉、豆腐などのタンパク質(アミノ酸の重合体)も、人間も酵母もそのままの形では代謝に利用できない。 タンパク質はこれを分解する酵素(タンパク分解酵素)が働いてアミノ酸を生じ、そのアミノ酸がはじめて代謝に利用される。
※代謝とは・・・栄養が体に取り入れられ、体が作り出すいらない物質と入れかえる(入れかわる)こと。
従って生命を持つものは、必ず体内に代謝系を司る多種の酵素が必要となる。その「酵素」とは、特殊なタンパク質で出来ており、生命力を持たない物質である。分解されたり、作用を受ける物質(基質)があると直ちに作用し、様々な物質に分解したり、合成するという不思議なタンパク質が「酵素」なのである。
こうして酵素作用のおかげで酵母の体内に取り込まれた栄養源は、体内の中の様々な酵素の作用を受け、いろいろな物質に変化をしていく。例えば酵母は体内にブドウ糖を取り入れ、その体内中の酵素でアルコールに変える代謝を行い、その過程で得たエネルギーで生きる。
※酵母等の微生物の体内から約1000種の酵素が発見されている。
一方、酵母はその体内に次から次にアルコールが生成され溜まり続けると、酵母の生理作用にとってアルコールそのものが有害となってくるので、今度はアルコールを自分自身の体の外に放出すべく細胞膜と、細胞壁とを通過させて排泄するのである。すなわちアルコールは、酵母にとって自分自身が生きるためにエネルギー獲得反応の結果に生じた廃棄物である。
前述した酵母によるアルコール発酵は、嫌気環境下(酸素のない)で活発となるブドウ糖からのエネルギー獲得経路である。
しかし、もし酸素が十分供給された好気状態のもとでは、アルコールはほとんど生成されず、クエン酸やコハク酸などを生成しエネルギーを獲得して生きるのである。
要するに、酵母による発酵とlま酵母の体内や細胞膜、細胞壁などに存在する酵素の作用によって取り込まれた栄凄源で、エネルギー摂取が行われる。そして、その代謝の過程で発酵物(代謝による副産物:アルコールや酸など)が生産され、酵母の体外に排出されると考えれば分かり易い。
【スレンダーエス酵母が体内に入ると】
@ Aが少しずつ溶けていく。
A 次にBが体内に広がり出す。Bは触媒として様々な栄養源を分解,合成をしていく。
B Aで分解、合成された(生成された)ブドウ糖・アミノ酸・脂肪酸等をCは
体内に取り込み、更にCの体内に存在する多種多様な酵素によって異なる物質に変えてくれる。(いわゆるこれが発酵といわれている)
つまり酵母が我々に代わって不要なものを食べ掃除をしてくれる。
(腸から吸収されるべき過剰な栄養分を、酵母が代わって食べつくしてくれる)
【酵素とは】
生物が生きていくために必要とする栄養源を、代謝し易い物質に変換して
くれる、触媒の役割を果すタンパク質である。
【スレンダーエス酵母とは】
現代人が過剰に摂取した栄養源あるいは、吸収しきれず腸内に停滞、残存した養分等を、その本人に代わって吸収分解をしてくれる、身代わり的な、助っ人職人であり、挙句の果ては、一族もろとも排泄され死んでいく運命を荷う、メタボ対策には誠に有効な微生物である。 |